神奈川県教員採用試験〜社会人特別選考③〜

どうも

 

今日は教員採用試験の中の論文試験について。

 

神奈川県では論文が二次試験の点数に含まれますが、

試験自体は一次試験で課されます。

 

また、二次試験は神奈川県においては以下の点数配分です。

 

・論文...40/300

・模擬授業、協議...60/300

・個人面接A...200/300

 

神奈川県は何よりも面接を重要視していることが

明らかです。

 

とはいえ論文、模擬授業においても足切りがあります。

足切り点は以下です。

 

・論文...10点以下

・模擬授業、協議...24点以下

・個人面接A...90点以下

 

さて、論文試験を突破するにあたって、

私が実際にやったことを以下に書きます。

 

①協同出版さんの論文講座に参加

②パソコン→作文用紙でひらすら論文作成

 

-----------------------------------------

まず①について。

私は社会人で、周りには同じように教員を目指す人もおらず、

自分でどのように勉強すれば良いかをずっと考えながら、

とりあえずがむしゃらに勉強をしていました。

 

あるとき協同出版さんのセミナーをたまたま見つけ、

すぐさま応募。

同じように社会人から教員を目指す人がたくさんいました。

※セミナーは定員がありますのでお早めに。

 

そして論文の書き方を1からしっかり学びました。

具体的にどのような内容を学んだかは次回のブログに書きます。

 

大手予備校(東京アカデミーさんなど)がやっている講座もありましたが、

毎週通う+学費が半端ね〜高かったので、私にはハードルが高かったです。

協同出版さんは、一日限りの講座が多く、

経済的にそれほど余裕のない私にとっては助かりました。

 

それでも講座自体は一講座¥18,000程度でした。

ただ、正直¥18,000以上の価値はありました。

 

論文の書き方以上に、同じように教員を目指すライバルを見れたこと、

絶対に受かってやるんだという気持ちを私にくれました。

 

一人では限界があります。

成し遂げたいことがあるなら、

多少の投資は必要です。

 

-----------------------------------------

 

そして②ですが、

とにかく論文を書きまくりました。


まずはパソコンのテキストエディタでひたすら書きました。

パソコンで書いた理由は、携帯と連動させて

いつでもその文書を読み返せるようにしていたからです。

電車の中、会社での休憩時間、終電間際のカフェ。

何度も何度も読み返し、書き直し、綺麗な文章を作っていきました。

 

綺麗な文章ができたら、字数を調整して、

一枚400字程度の原稿用紙に鉛筆で清書していきました。

試験はもちろん手書きです。実際に書くことも大事です。

 

私は紙に書いて初めて、自分の字が汚く、そして小さく、

とても読みづらいことに気づきましたw

 

ちなみに論文の練習で実際に書いたテーマは以下です。

・いじめについて

・学力向上について

・グローバル教育について

・求められる教師像について

・道徳教育について

不登校について

・キャリア教育について

・自己肯定感について

・思考力、判断力、表現力の育成について

・情報モラルについて

体罰の根絶について

・防災体制の構築について

 

どのテーマも今の教育現場において

重要な教育課題となっています。

 

そしてこれらの内容については、

仮に論文試験ですべては問われないにしても

面接試験で必ず問われます

 

そしてあなた自身の意見を求められます。

 

上記のテーマは、教員採用試験の雑誌、

『教職課程』からテーマを引っ張ってきました。

 

解答例も記載がありますので、

その記載の意見を参考にすることも必要ですが、

その他人の意見に賛同できないような考えを持っている場合は、

自分が納得する意見をぜひ作成してくださいね。

 

あなたが持つ経験も踏まえて書けるとよりGOODです。

 

先ほども言いましたが、面接試験で教育課題についての

質問は必ず来ます。

私は一次試験も二次試験もどちらの面接でも教育課題についての

質問を大量に浴びせられました。

 

-----------------------------------------

 

参考になりましたでしょうか。

論文に限らず試験について質問があれば答えますので、

コメント等よろしくお願いします^^

 

教員採用試験〜志望動機作成で何週間も悩みました〜

志望動機

 

これは教員採用試験に限らずどんな面接を受けるにあたっても、

一度は考えることになる重要な質問項目の一つです。

 

なぜ、それでなければならないのか。

それ以外ではだめなのか。

 

あなたが今どんな職業に就いているかわかりませんが、

今の職に就くことにあたっても、何かしらの理由があったと思います。

 

誰かに勧められてその職に就いた場合もあるでしょう。

違う職を希望していたにも関わらず、就くことができなかったという場合もあるでしょう。

 

仮に就きたかった職がある(あった)場合、

あなたはその職に対してどのくらいの思い入れがありますか?

 

なれたらいいな、くらいの気持ちだと、

良い志望理由にはできないでしょう。

 

なにかを欲するときには、必ずなにかしらの「きっかけ」が存在します。

 

例えば、旅行先で宿泊した時の女将のおもてなしが一流で、

自分もそういったおもてなしができる人間になりたい、とか、

富士山に登頂した際に見た景色が忘れられず、そういったすばらしい景色を

よりたくさんの人に見てもらいたいと思い、カメラマンを目指すなど。

 

お金持ちになりたいと思う人は、

お金に関して何かしらの不自由を経験したからこそ、

お金に対する価値に重きを置いているのでしょう。

 

なにかを欲する理由は自分自身の中にある経験に起因します。

 

教員を志す人は教育に対する何かしらの経験やきっかけがあるはずです。

志望動機においては誰かの志望動機をコピーすることはできません。

 

あなたが教員を志す理由は、あなたの中からしか出てきません。

何度も言いますが、試験で面接官に本気の想いを語れずして、

学校現場の生徒に一体なにを語るというのでしょう。

 

先ほどから経験ときっかけを分けているのは、

きっかけが、あなたを突き動かす引き金となるからです。

 

私の場合、教員を志し、誰かに影響を与えられる存在になりたいと思ったのは、

教員採用試験を受けるよりも何年も前からありました。

しかし、私は民間企業を選びました。

 

というのも、学生時代から教師に対して憧れを抱いていたのですが、

実は他にもやりたいことがあり、当時「教員じゃないとダメだ!」という強い想いはありませんでした。

むしろ、今民間企業に出ないとダメだ!と思っていたのでそちらを選択しました。

 

志望理由には、この「教員以外に選択肢がない」という内容もあると、

強く想いが伝わります。

そしてその強い気持ちにつながるきっかけこそ

志望理由に大切だと思います。

 

そういった「自分の経験」ほど相手を納得させるのに強い武器はありません。

経験に至った理由も勿論あると思いますが、

経験の中からあふれた感情はあなたのオリジナルで、

誰も否定することはできません。

そんな風に感じる訳がない!とは絶対言われないと思います。

それは人格否定の何者でもありませんので。。

 

面接官はあなたの人間性を評価します。

生徒もまた、あなたの人間性を見て態度を変えてきます。

心をオープンにして、あなたの魅力を存分にぶつけましょう!!!

神奈川県教員採用試験〜社会人特別選考②〜

どうも

 

前回に引き続き社会人特別選考の受験について書いていきます。

まず受験するにあたって、

 

面接ができないと社会人選考は通りません。

 

というのも、以下のルールがあるからです。

 

f:id:callist_j:20151018162456p:plain

 

(2)の、個人面接Bの上位者から合格とするのです。

つまり他の専門教科は最低点さえあればよいのですが、

面接はある程度の点数を取らないといけない。特別選考では、面接をそれほど重要視しているということです。

 

そりゃそうですよね。

一般選考の人より特別な経験をしている訳ですので

当然面接でもそういった経験を問われ、

そういった経験を武器にしないと勝てない訳です。

武器にならないような経験の場合は考えようですが、

武器にならない経験などないと思っています。

 

さあ、以下の質問事項は、

実際に私が1次試験個人面接Bで訊かれた内容です。

受験生の人は参考にしてください。

 

  • 受験番号と名前
  • 教師になってから理想とする教室、学級経営
  • 上記のための具体的な策は?
  • 自分で教師に向いていると思うところ
  • 部活動で教えたいこと
  • 今日のように暑い日はなにに気をつけますか
  • あなたが高等学校にした理由
  • あなたがその専門教科を教えたい理由
  • いじめについてどう対応していくか
  • 教師になってから取り組みたい教育課題

 

以上です。

なんと!

社会人の経験訊いてくれないではありませんか!笑

でも話の中で社会人の経験を生かして〜〜していきたいという風にもっていけば、

自分の有利な方向に面接を進めていくことができます。

 

加えて、面接官は3人です。

それぞれが5分ずつというところでしょうか。

圧迫という感じではなく、きちんと話は聴いてくれます。

 

ただし!

こちらが話をしているときは真剣は顔(ほぼ真顔w)で聴いています。

それに対して怖がることはありません。

こちらのペースでゆっくり話せば通じ、話し終えると笑顔をくれました。

 

面接は、ウソはばれます。

相手は百戦錬磨の面接官です。

あなたを、安心して教壇に立たせてもよいかを見ています。

「こいつ、大丈夫か。。。」

と思わせないよう、自信をもって話しましょう。

自信がない内容はきっぱりわかりませんと言いましょう。

 

面接官に不安を与える=将来生徒に不安を与える、です。

 

 

神奈川県教員採用試験〜社会人特別選考①〜

どうも

 

今回は神奈川県教員採用試験について書きます。

f:id:callist_j:20151018161227p:plain

私は神奈川県教員採用試験に2回受験し、

2回目で合格しました。

 

1回目は一般選考。

2回目は社会人特別選考。

 

なにが違うか。

社会人特別選考は、一般選考で必要な

一般教養、教職教養が免状され、

その代わり個人面接があります。

 

そして私が社会人選考を受験したその年から

社会人経験年数が緩和され、

経験年数5年から3年になりました。

 

ちょうど丸三年働いたあとだった私にとってその変更は、

神様からのプレゼントでした。

 

というのも、前回の教員採用試験で落ちたのはなにをいいましょう

一般教養教職教養のせいなのです。

1回目の受験では一般選考で、

社会人で、しかも夜遅くまで働いて、その後勉強する私にとって、

暗記ものは本当にきつかったです。

 

社会人選考はその分面接があり、

ある意味毛嫌いしてして一般選考を受けるおじさま方もたくさんみてきましたが、

自分の経験に自身と誇りを持ち、しっかりと対策をすれば、

むしろ面接はかなり突破しやすいと思います。

 

というのも、社会人選考1次選考にいた人は

私がみるに、かなり我が強うそうなおっさんばっかだったらです。

教員採用試験を受ける理由はひとそれぞれだと思いますが、

教壇に立たせてもらえるのは、やはりフレッシュさも大事ですし、

何歳になっても若々しくいられる気概も大事だと思います。

 

実際教育現場にとって社会人を経験した人材が求められているという割には、

社会人経験選考における合格者数は一般に比べてかなり少ないです。

私が受験した前の年は、私の受験区分教科は合格者数が1人でした。。

 

要因は先ほども書きましたが、

①面接を避けるように一般選考に流れる

②社会人選考を受ける人の印象が一般選考(主に学生)に比べてフレッシュさが足りない

だと思ってます。

※勝手な印象です。

 

次は実際の試験内容と試験対策を書きます。

pride of man ~働くってどういうこと~

どうもどうも

 

ではまず私が教師を志すようになった理由。

 

それは、人が好きだから。

人の笑顔を見ることが好きだから。

 

ただそれだけです。

教員採用試験でもそれを何度も言いました。

 

普段はシステムエンジニアをやっていますが、

毎日タンタンとカタカタと画面とにらめっこして終わるような

仕事にうんざりしてました。

 

あるシステムを作ったところで、

どんな人がそれを見て、どんな気持ちになっているのかわからない。

作ったところでそれは会社の利益になるだけで、

自分にはいったい何が返ってくるのだろう。 

 

もちろん、サラリーマンにとって、

自分の会社の成長が喜びという人もいるだろう。

しかし、会社に入って、経営陣や上司への不信感から、

なにを喜びにすればよいのかわからなくなりました。

 

そしてなにより、

このまま一生この日常が続くことが怖くなりました。

 

「夢を叶えるゾウ2」にこんな言葉がありました。

 

f:id:callist_j:20151018150959j:plain

http://www.asukashinsha.jp/yumezou/top.html

 

「先が見えてしまうことほど、人生恐ろしいことはない」

この言葉にぐさっと刺さった。

このまま死ぬのはごめんだ!

人生なにが起こるかわからない、

だから人生はワクワクして生きられるんだ。

 

そしてもう一冊、自分を奮い立たせてくれた本がある。

f:id:callist_j:20151018151723j:plain

http://www.amazon.co.jp/男は一生、好きなことをやれ-世間を気にして、自分を小さくするな-単行本-里中-李生/dp/4837925359

 

女性の人はすみません。

この本には、もっとわがままに、

自分のやりたいことに素直になれと書いています。

そしてまた一つ、この本から言葉を借ります。

 

「「きっかけ」さえあれば、人生はいつでも逆転可能なのだ。」

「今からでもあなたの才能を開花させることができる仕事があるものだ。諦める理由など、どこにもない」

いやー、かっこいいですよねこの言葉。

 

一旦締めます。

 

人生は一度きり。

あなたが、一生涯かけて、その命をかけて実現したいことはなんですか?

そして、あなたが生きてきた証をどうやって残しますか?

 

どんな仕事であれ、その結果として人を幸せにしています。

なにかしらの形で社会に貢献し、人に幸せを与えています。

本質は、あなたがそれに誇りを持てるかどうか、です。

始まりの合図

どうもはじめまして。

 

普段しがないシステムエンジニアをやっていますが、

かねてから夢見ていた教師を2年前くらいから志し、

先日、神奈川県教員採用試験に合格しました!

 

このブログは、自分と同じように社会人をしながら、

同じように教師を目指す人、

違った業種への転職を考えている人、

やりたいことってなんだったけ?と考える人、

そんな人に読んでもらえると幸せです。

 

教師を目指したきっかけ、

教師に対する考え、

教員採用試験の奮闘記

など書いていきます。

 

乞うご期待!^^