教員採用試験〜志望動機作成で何週間も悩みました〜

志望動機

 

これは教員採用試験に限らずどんな面接を受けるにあたっても、

一度は考えることになる重要な質問項目の一つです。

 

なぜ、それでなければならないのか。

それ以外ではだめなのか。

 

あなたが今どんな職業に就いているかわかりませんが、

今の職に就くことにあたっても、何かしらの理由があったと思います。

 

誰かに勧められてその職に就いた場合もあるでしょう。

違う職を希望していたにも関わらず、就くことができなかったという場合もあるでしょう。

 

仮に就きたかった職がある(あった)場合、

あなたはその職に対してどのくらいの思い入れがありますか?

 

なれたらいいな、くらいの気持ちだと、

良い志望理由にはできないでしょう。

 

なにかを欲するときには、必ずなにかしらの「きっかけ」が存在します。

 

例えば、旅行先で宿泊した時の女将のおもてなしが一流で、

自分もそういったおもてなしができる人間になりたい、とか、

富士山に登頂した際に見た景色が忘れられず、そういったすばらしい景色を

よりたくさんの人に見てもらいたいと思い、カメラマンを目指すなど。

 

お金持ちになりたいと思う人は、

お金に関して何かしらの不自由を経験したからこそ、

お金に対する価値に重きを置いているのでしょう。

 

なにかを欲する理由は自分自身の中にある経験に起因します。

 

教員を志す人は教育に対する何かしらの経験やきっかけがあるはずです。

志望動機においては誰かの志望動機をコピーすることはできません。

 

あなたが教員を志す理由は、あなたの中からしか出てきません。

何度も言いますが、試験で面接官に本気の想いを語れずして、

学校現場の生徒に一体なにを語るというのでしょう。

 

先ほどから経験ときっかけを分けているのは、

きっかけが、あなたを突き動かす引き金となるからです。

 

私の場合、教員を志し、誰かに影響を与えられる存在になりたいと思ったのは、

教員採用試験を受けるよりも何年も前からありました。

しかし、私は民間企業を選びました。

 

というのも、学生時代から教師に対して憧れを抱いていたのですが、

実は他にもやりたいことがあり、当時「教員じゃないとダメだ!」という強い想いはありませんでした。

むしろ、今民間企業に出ないとダメだ!と思っていたのでそちらを選択しました。

 

志望理由には、この「教員以外に選択肢がない」という内容もあると、

強く想いが伝わります。

そしてその強い気持ちにつながるきっかけこそ

志望理由に大切だと思います。

 

そういった「自分の経験」ほど相手を納得させるのに強い武器はありません。

経験に至った理由も勿論あると思いますが、

経験の中からあふれた感情はあなたのオリジナルで、

誰も否定することはできません。

そんな風に感じる訳がない!とは絶対言われないと思います。

それは人格否定の何者でもありませんので。。

 

面接官はあなたの人間性を評価します。

生徒もまた、あなたの人間性を見て態度を変えてきます。

心をオープンにして、あなたの魅力を存分にぶつけましょう!!!